窯の焚き方はもちろん、作陶技術、釉薬の管理、調合、顔料や絵具の使用方法など、ふくおか陶芸窯では安心のアフターフォローを行っております。
初めての陶芸窯を検討される方、特にガス窯などエントツのある窯を検討される方では「はたして自分一人でうまく焚けるのだろうか」という不安を感じることがあると思います。
アマチュアの方であれば趣味で購入された周囲の人の苦労を聞いて考えを改めることもあるでしょう。またプロの作家さんであってもこれまで経験のない燃料や仕様の窯への不安を感じることもあるでしょう。さらには周囲の人の無責任なアドバイスに惑わされることもあるでしょう。そして何が正しいのかわからなくなることもあります。
わたし自身も知人の安易なアドバイスを真に受けて一窯全ての作品をダメにした経験があります。どうしても相談や会話の流れで「わからない」「できない」と答えることが出来ず、「還元焼成だと〇〇らしいよ」「〇〇〇〇℃で行うらしいよ」「自分だったら〇〇するかな」と第三者本人がよく知らないことや経験のないことを、ついつい善意で答えてしまうことがあります。わたしにもどちらの経験もあります笑。しかし陶芸窯の焼成やメンテナンスにおいては、このような根拠や責任の弱いアドバイスは、焼成自体の失敗や最悪の場合は事故につながることも有り得ます。
そのため、ふくおか陶芸窯では、自社のお客様はもちろんのこと、ご要望があればあらゆる窯の全ての方へ焼成指導を行っております。エントツの操作や窯詰めの考え方、温度計測や焼成計画の立て方、還元焼成の具体的な操作方法などを現地で立ち会って一緒に焼成しながら、お互いに確認していくのです。
これは特別なことではありません。かつてわたしが勤務していた愛知県瀬戸市の築炉メーカー「大澤ガス炉商会」の創業社長は、どんなに遠くてもお客様の初窯の火入れには立ち会っていらっしゃいました。それが窯をつくった者、販売した者の責任だからです。毎日貸し窯を焚いている学生を指導し、駆け出しの作家が夜中に温度が上がらずに電話してきても、嫌な顔をせずに対応されていた初代大沢社長のやり方をわたしは見てきました。共栄電気炉製作所の牛田会長も作家さんの還元焼成に徹夜で付き合って出勤したりしていらっしゃったそうですし、それが築炉メーカーの社長というものです。ふくおか陶芸窯でも、当然のこととして、これまで購入してくれた方の焼成には立ち会っています。お客様が初めて還元焼成をするときなども、現地で立ち会ってサポートをしています。
焼成中一緒に過ごす長い時間で、新たな焼成方法への挑戦や、作陶について、釉薬について、メンテナンスや原料・材料についてお客様と情報交換をしたり、ときには相談を受けることもあります。そのために日々知識とノウハウを蓄積しています。わたし自身も、電気、ガス、薪の窯において数え切れないほどの製造や補修、そして焼成経験があります。その経験やデータから必要と思われるものをお客様には惜しみなく提供します。窯業や設置工事に関する免許や国家資格等も所有しています。わたくし井上誠司は、無責任な売りっぱなしはいたしません。
他メーカーの窯をご使用中で、サポートも無く、焚き方にお困りの方も連絡いただければ対応します。
(ラインでの還元焼成指導の様子)
野焼き等のイベント ¥50,000~(経費別)
※ふくおか陶芸窯では多くの方々に、やきもの・窯への深い知識を得ていただきたいと考えております。そのため、作陶技術や焼成方法など、多岐にわたる大量の情報を動画やブログ、過去のメルマガ記事等で20年近く発信を続けています。それらは全て無料で公開されています。
しかしこれまでほんの数例ですが、個別の案件や、他メーカーさんならばあきらかに費用が発生するような事案でも無料対応を求める方がいらっしゃいましたのでコチラに料金を明示することにしました。
弊社以外で購入された窯、個人売買された窯や機材についての相談等には料金が発生するということをご理解ください。
ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。