各種窯の焼成記録のためのグラフ用紙です。
下のアイコンをクリックしていただき、自由にダウンロードしてご使用ください。
マス目が1時間あたり6等分されていますので、10分間隔での記録も容易です。
(2025.05.07 灯油窯用アップロード /2025.05.08ガス窯用更新)
焼成記録の取り方、考え方などは添付した動画でも解説しています。
※改善点やご要望がございましたら、ご遠慮無くご指摘ください。
(焼成指導時の記録の例)
焼成記録では温度の変化や窯への操作だけではなく、その時の気付き、メモなどを積極的に残すことが重要です。
わたしは天候やその日の様子、食事や来客のことなども書いておくことがあります。
それが記憶のフックとなって数年後でも鮮明に思い出すことが出来る場合もあります。
そうしたデータの積み重ねが、焼成方法や操作方法へのブレークスルーをおこすかもしれません。
グラフ化せずに何時で何℃と、ただ箇条書きにして記録される方もいますが、その都度グラフにしておくことをおすすめします。
なによりも重要なのは、ガス窯であれ灯油窯であれ、焼成時の予定曲線を点火前に記入しておくことです。
それにより焼成中に温度上昇が遅れているのか、それとも上がりすぎているのか、グラフに記入しながら焼成をすることで一目瞭然です。
10分後の予定が大まかに把握できていれば窯の操作が大きく遅れることはありません。
ガス窯などではその判断を誤るとすぐに1時間ぐらいのズレが発生して焼成時間が長くなってしまいます。
灯油窯ではあっという間に還元焼成の温度域を超えてしまったりすることもあるでしょう。
プログラム制御の電気炉でも記録をしておくことで入力設定ミスや本焼回数がわからないということがなくなります。
わたしは鉛筆で予定曲線を、赤ペンで測定温度、青ペンでガス圧、なにか操作をした部分には矢印などの印をつけてその操作内容を記載するようにしています。
また窯出し後の写真を撮り、日付から焼き上がりのデータも確認できるようにします。
ぜひご活用ください。